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mein Erbe

00.3.5-8 フェリーでの九州旅行

このコーナーを始めるに先立って、まずはこのおはなし、先日九州へ行った時の出来事から。

計画は、夕方に出港するフェリーに乗って別府へ行き、阿蘇で1泊して夕方のフェリーで帰阪する、というものであった(はずなんだが・・・)。
夕方南港発の船に乗って、翌朝別府に着いた。 そこから、ずずーっと西へ。やまなみハイウェイっていう道を通って、阿蘇を通り越して熊本の海側の所まで行った。

そこに、三井グリーンランドっていう絶叫マシンがいっぱいの遊園地があって、そこに昼過ぎに到着。 フリーパス買って、絶叫マシン乗りまくった。ウォータースライダーに乗って、最初の一撃でズボンが濡れた・・・。 その後、もうフッ切れていろんなやつに乗りまくった。フリーパスの分は元取った。 面白かったぁ。閉園時間くらいまでいてた。

その後、阿蘇の旅館まで戻る。

グリーンランドに行く途中、「ボケ封じ」の神を奉っているというとあるお寺によったんやけど、そこでおみくじ引いた。 僕は前のおみくじがめっちゃいいから、引きたくなかったんやけど、「勝負や!」って言われて仕方なく。 そしたら、日吉大社で引いたおみくじと同じ型やった。 日吉大社の方の裏面にあった「神の教え」がなかったけど。見比べてみた。

願望 できかねるように危険を覚えるが、後調う。
 → 初めに気を付けねば途中でやぶれる。

旅行 思わしからず見合わせよ。
 → よろし色情慎め。

学問 安心して勉学せよ。
 → 自己を信じ勉学せよ。

恋愛 将来幸福になる。
 → 周囲の理解が大切。

やって。
そして、短歌と一緒に書いてある解説文には、
「思うにまかすようで心にまかせぬことがあり。
 思わぬ幸福あるようでもよく気を付けないと
 後で損することあり。女難にことに気を付け
 なさい。」
女難の相が出ております。

二日目は、阿蘇山に登った。朝は登る途中にある阿蘇ファームランドっていうところでパターゴルフして遊んだ後、お土産購入タイム。 お昼になった所で出発して、阿蘇山の火口へ。 その時、ちょうどガスが出てて、登れなかったから、仕方なくロープウェー乗り場の辺りで証拠写真を撮って近くの展望所へいった所で、あることに気が付いた。

『カバン忘れてる!』

僕がカバン忘れてしまって、取りに戻った。
そしたらちょうどカバンを取って、さあ帰ろうか、というところで・・・

「ロープウェー再開します」

何と運がいいのだろう! そう思った。電話して、火口に行くことに意見が一致。その時1時。 既に阿蘇山を出発していなければならない時刻・・・。そう、この時から歯車が狂いはじめたんや。

火口へ行ってったことだしさあ食事、となった段で田楽を食べよう、ということになった。 出発した後、3時ごろ田楽を食す。4時にはここを出ないと絶対間に合わんぞって(それ以前にもう無理や・・・という説もあるけど)、 4時前に出発して、速く行こう速く行こう、って国道を走ったけど、途中で脇道にそれて近道しようとしたのが祟ったのか、道を間違えてしまった。

で、結局30分ほどロスして、帰りの船に乗れないことが確実になった・・・。乗船手続きも6時には終わらせないといけないのにもう時計は5時半。 船のターミナルにキャンセルの手続き。
ほんま、あきらめずにこの手続きやってよかった。払い戻しの時、キャンセル料すごいするんやろうな、と思ったけど、なんと"100円"で済んだ。ビックリや。 で、渋滞に捉まってしまって結局別府に戻ったのが7時過ぎ。船はもう既にいない・・・。

9時過ぎまで別府のガストで飯を食った後、国道10号線を北上。いざ北九州を目指す。
これが長い長い。2時間半掛かって、高速(九州道)に乗る。 計算では長く見積もっても0時に高速に乗れればギリギリ間に合うだろう、と考えてたから30分は貯金がある。ここで、友達と運転を交代。
約2時間、助手席で一休み。ここ2日間の運転期間で、初めて運転席を離れた。 その間に、関門海峡を渡った。友達の運転やったけど。やっぱり風がすごい。流されて右へずれる。その友達も進路修正に必死やった。
そして、2時間後、広島県に入った辺りで再び交代、給油して、再び2時間の運転。岡山県まで行った。かなり飛ばした。 広島入った辺りから目の前がきれいやった。迫りくる雪で。

高速、なんか貸し切り状態やった。同方向に車が走ってない。見渡す限り真っ暗やった。 大雪の中を80km〜110km出して帰った。一時期、制限時速が50kmとか、40kmになった。 PAに入る道の制限と一緒やんけ。40kmって。電車でGO!もビックリの制限速度の急激な変化。 カーブまがる時はハイドロプレーニング現象を気にしながらブレーキを分散して、80km〜100kmで曲がった。 いたるところに「凍結注意」という表示があった。僕も凍結は気にしてはいたけど、凍結してる気配なかったし。 わだちで水が跳ねる音してたから。カーブ曲がる時は、わだちを避けて道路の中央を走ってた。
ほんま、その気になったら路側帯で休憩可能な状態やった。

で、5時に吹田まで100kmを切った。6時に大阪入り。7時過ぎには家に到着。実に早かった。 一睡もせずそのまま学校へ成績表を取りに行った。
帰りの電車で、メールが着いたことを知らせるバイブレーションとともに目覚める。メールに目を通して目の前の、ドアが開いた駅のホームを見る。
!? みごと寝過ごしていた。そのまま終点まで寝る。帰りの電車も、寝る。目が覚めたらちょうど降りる駅。降りる。
家に帰ったの3時前。そのまま寝る。目が覚めたら10時過ぎ。9時間も寝たことになる。

長かったよ。でも面白かった。

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