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2005年8月27日

Day After Tomorrow  このエントリーを含むはてなブックマーク 

ようやく見ました。けど…なんか腑に落ちないというか。科学的なものを題材にしようとしているのなら、もっとちゃんと詰めてほしい、というのが希望なんですが。なんでニューデリーで雪が降ってるんか(しかも狙ったかのようにそこは地球温暖化会議の開催地)、強力な竜巻が発生したからといってビルが消し飛ぶほどの竜巻が起こり得るのか、北半球に出現した巨大な渦巻き雲は空気の流れから言って高気圧のはずでは、しかもなぜ北半球だけに現れて南半球には現れないのか、ヨーロッパが真っ白になっている絵は分かりやすいが、どうして海は凍っていないのか、…などなど突っ込みどころ満載。明らかに南北問題とか政治的要素を絡めようという意思が感じられるんやけど、そのために科学的な側面が滅茶苦茶にされてる。氷河期移行気象モデルも結局納得できなかったし。近未来への警告としての映画だとしたらもっとちゃんとその辺の仮説を描写してもいいと思うんですがね。そんなことはどうでもいい、というのであればこの題材を使わなくてもよかったのでは、思うのですが。説得力がなさすぎ。

それだけではなくて、最初の方に登場する東京のシーン。あそこは東京じゃありません。日本らしさがアピールされていたのはパトカーと警官だけだったような。そもそも、あんな狭い路地を人を掻き分けるようにしてパトカーが通るなんてことはほとんどないと思うのですが。極めつけは、一瞬映っていた上階の人が竹竿を振り回していた(?)ところ。まさしく、アレは日本人が想像する香港かヨーロッパの古い町並みの絵です。都会で竹竿持ってる人なんてほとんどいないと思います。

けどロスの竜巻と、NYの絵はやっぱりすごいと思った。

By ただ at 18:30 カテゴリー ; mein Erbe

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