« 08.27 購入できず | ココ | 08.29 プチ停電 »

2006年8月28日

「初心者」という免罪符  このエントリーを含むはてなブックマーク 

ここより

何も最近になっての話ではなく、5年以上前からもあったけどね。要は、

  • 「教えて君」はいつまでたっても「教えて君」
  • 質問をすればドンピシャな答えが返ってくると思っている
  • 質問内容がきちんと整理されていない

というのが問題点なのではと。


1番目に関しては、質問をする側が「ついでに」という気持ちも生まれて質問を繰り返してしまうこと。質問を繰り返しているうちに、ちょっと検索すれば答えが出てくるようなことさえも、掲示板に書き込んでしまうようになってしまう。質問をすることは悪いことではないけれども、ネット社会になった今、しかもそのネットに接して仕事をしている人が検索技術(=調査能力)を磨かずに質問を繰り返すことには少々呆れてしまうところも。
かくいう自分も陥る可能性がないわけではないので、ここで文章化しておく。

2番目に関しては、「とりあえず聞いてみよ」的な雰囲気が漂う質問。「これがしたい」というイメージが先行してしまっていて、解に結びつかない。質問を受ける側(見る側)は『何がしたいんだ?』とツッコミを入れてしまいたくなるものもあるが、『こういうことか?』と推測が入った状況で『これがしたいんですよね?』と確認を書き込みつつ回答をすると、「そこに関しては問題なくできてます」とか「なぜかうまくいきません」と議論の焦点が絞れない、収束に向かわない、などの問題が出てくる。
質問はプログラムと同じで、焦点を絞って聞きたいことを聞かないと納得する答えが返ってこない、ということは知っておいて損はないかと。

3番目に関しては、2番目にも通じるけれども、書き方が分かっていないと目で見て分かる質問。書き込む前に、誰かにチェックしてもらえば済む話なのに、ということが議論されていたがその中でJitta氏の記述はまさにその通りだと思った。万人の目に晒される掲示板というところに、仕事でやってるプログラムの質問を書き込むのに上長のチェックを通さないのはまずいのでは、と。
もちろん、僕も仕事の内容に関するプログラミングの書き込みは控えてるのはあるし(たまに書いてるのは直接には関係ないこと)。上長が技術的なことで分かるかどうか、の話ではなくて書き込みをする、という行為を承認してもらうかどうか、ということの方が重要。

というわけで、@IT会議室は書き込みはしないけど見るだけは見る。読むだけでも参考になることもある(プログラムが、というだけではなくて考え方とか)。世の中を知るにはいいツールだと思う。

By ただ at 13:59 カテゴリー ; mein Erbe , 仕事関係

« 08.27 購入できず | 08月の記事 | 08.29 プチ停電 »




トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://pinmarch.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/622