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2007年5月31日

自分の遺伝子を公共DBに  このエントリーを含むはてなブックマーク 

ワトソン博士、自分のゲノム公開 DNA構造発見者(ref. asahi.com)

なんか、アインシュタインの脳みたいで不思議な感じ。保管されているアインシュタインの脳からもゲノムを取って来れそうな気がしないでもないが、ホルマリンで架橋されて解読するの難しいのか??

ゲノム医療、遺伝子診断等で、いろいろ問題点が指摘されているんやけども…あの記事の書き方やと人のゲノムをたくさん取ればそれだけ解明が早くなる、というように誤解されかねないところが怖いね。ゲノムを取ったからって、病気が治るわけではないんやし(人種差別的に疾患原因遺伝子の持ち主が駆逐されることはあっても)。

本家のプレス: Nobel laureate James Watson receives personal genome in ceremony at Baylor College of Medicine(ref. BCM)


もうちょい突っ込んで書くとします。

(Don't Fear) The Reaper(ref. gaou.net)

ソフトウェア家の立場からすると、思った事をすぐに研究・解析できる環境、そして、計算効率をアルゴリズムでフォローする、そして、増え続けるデータ量をすぐに、思ったままにさばけるようにする、そのブリッジを担えなきゃいけない。はっきりいって、そういう観点から見ると現在のバイオインフォマティクスのソフトウェアなんて何もできないに等しいわけですよ。たぶん、根本的に考え方を変える必要があるわけで。

そのとおりやなぁ…と思ったのは事実だが、本当にそうなの? という気持ちも半分。だってさ、生物医学系の研究をする人だけじゃないけど、結局はこれまで行われていることを元にして新しいことをするわけだから、「根本的に考え方を変え」ても結果が変わらないことを証明しないといけないわけですよ…生命が関わっているならなおさら。
ソフトが力不足な点もあるとは思うけど、結局のところ、使い手の発想というのが旧式のままだからソフトも必然と旧式になるんよね…。それは多分、今のWebサービスと同じレベルやと思う。Yahoo! Pipesみたいなのがあるだけでも結構「新しい」発想に分類されるのでは?

*簡単マッシュアップ、「Yahoo! Pipes」が面白い - @IT

ちなみに、Yahoo! Pipesで翻訳サービスを作った例がこれ(ref. muumoo.jp)。「ソース」と示されているのが絵なのが新時代っぽい。

By ただ at 22:32 カテゴリー ; 仕事関係 , News , News

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