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2007年7月12日

マッシュアップからSaaSへと  このエントリーを含むはてなブックマーク 

マッシュアップがもたらすシステムの破壊と創造(ref. ITPro)

電子化が進むに連れてシステムは大きくなり、肥大化したシステムの開発に起因する開発の遅れ、テストの遅れ、納期の遅れ、そして不具合の頻発…それらを分散させるべく浸透してきたのが、システムの構造化とコンポーネント化になるわけですが。ようやく、その動きも『相互運用フレームワーク』という形であらかた定着を見たと思えます。1つのシステムをスクラップアンドビルドする世界から、機能分散をさせて、相互にコンポーネント化されたシステムを呼び出すことで、全体のシステムとして見せる、そんな世界がようやく主流になれる時期が来たと言えましょう。

コンポーネントを作ることは、これまで自社で1つのシステムを作る、という意識があったために弱かったと思いますが、今後、こういった機能を分散したシステムを中心に作っていくことが主流になっていくのであれば、上記記事にあるような、マッシュアップがどれだけ迅速にできるか、そしてそのネタを見つけるかというところが重要になってくるのではないでしょうか…。複数の企業が部分部分の機能を担当してシステムを作るとなれば、その接点は自ずとネットワークになるわけで、使われるプロトコルとしては、手軽に使えるTCP/IP、とりわけXMLになるだろうし、WebAPIで使われるSOAPにすれば、パラメーターの仕様さえ決めておけばいいだけ、複雑なプロトコルの策定から考えて余計な経費(予算)を使わなくても済む(これは開発側にとっても余計な開発費を抑えることができる点で便利)。
そして、その機能はSaaSとして提供可能なものであれば、もちろん、公開していくことで生活が便利になる&さらなるマッシュアップ開発者による機能アップも望める。と。

By ただ at 01:30 カテゴリー ; mein Erbe , 仕事関係

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