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2008年1月 8日

iPS細胞を化学的に作ったらしい  このエントリーを含むはてなブックマーク 

久しぶりに実験系の記事を集めてみた。*1は、先日のシンポジウムであったiPS細胞のコンソーシアムとは別組織として動くみたいですが、去年秋からの予算編成といい、コンソーシアムの構想、そしてリソースの分譲…動きが速い。動きが尋常じゃないのが見て感じられる。

*2はいたって実験です。が、…受精卵に、とか書いてあるのとキメラ(トランスジェニック)マウスを作った、というのとは違うんだろうか。なんか、受精卵に入れて強制発現させてる割には、結果として見てるところが胃だけっていうのもどうなんやろう…ともったいなく思ってしまうんですが、確かに、CagAが作用するのは胃の細胞がメインやから胃を見てればいい、ということにしておこう。でもそれやったら小腸がんとかの疾患の原因とのつながりは分からんままになってるからなぁ。今回はSHP-2との相互作用させないようにしたりして、vivoで証明できたというのでOKなんでしょう。効果的ではあるけれども、残念ながら学問的には新鮮味がちょっと…ことにしておこう。

*3は「イチ」ってのが何なのかよく分からん、と思った。胎盤の血管形成に必要…ってことはオスには必要ない遺伝子なのか。ググったら寿司屋ばっかり出てくる。


昨日の日経新聞に「iPS細胞を化学的に誘導することに成功した」っていう記事があったんやけども…あれは何かの見間違いだろうか、それとも3ヶ月早いエイプリルフールか?? Web版では載ってないみたいやし、asahi.comにもない…。google先生に聞いても、ない…。

By ただ at 22:39 カテゴリー ; mein Erbe , 仕事関係

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