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2012年7月31日
おおかみこどもの雨と雪
この前リリカルなのは観てきたばっかりやけど。またもやレイトショーで。
前評判は結構良かったと思うけど、分かれてるなぁとTwitterとか見ながら感じてた。実際観てみて、ああ、確かにこれは分かれそうと思った。まず構成としては雪が回顧してる形になっているから台詞は雪の語りが多い。声優じゃない人の起用が、というのがTwitterであったけどこれは正直声優じゃなくてよかったかなぁと。声優なら声優でもっとうまい演出ができたんかもしれないけど…(そういうのは演出家がやるんだろうから、指示に従ってくれる人の方がいいのかもね)。
そしてもう1つ特徴的と思ったのが語りがメインということにもつながってくるのかもしれないけどアニメーションがやはりメイン。ダイアログがメインのところはそれほどでもなかったけど、そうじゃないところはよかった。逆に言えば穴を埋めるように音楽のシーンが多かったなあともいえる。
作品中、「おみやげ3つ たこ3つ」というおまじないがでてくるけど、帰ってきてちょっと見てみたら「おみやげ三つ」という昭和6年に発表された童話だということが分かって。
おみやげ三つに たこ三つ
たこは たこでも いたいたこ
せなかにしょわせる いたいたこ
そらそらあげるよ ぽんぽんぽん
2番のこの詩を見て、「こういう歌やったのをおまじないにしたのか!」とすごく納得したというか、それとともにあんな段階でこのおまじないは重すぎるやろ、という気持ちに襲われた。考えれば考えるほど、奥深いアニメやなあ。逆に、単に見るだけではきっと面白さは湧いてこないやろうなと思った。
しかも、この映画のタイトルも、姉弟の話だけど名前の順番が逆になってるあたり、よくできてる。
By ただ at 23:51 カテゴリー ; お出かけ
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