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2005年10月27日

医療福祉学と生命科学が交わるとき#2  このエントリーを含むはてなブックマーク 

10/6からの続き。


前にも紹介したけど、

10:15 <7701.T> 島津製 789 +19
7営業日続伸で連日の年初来高値更新。NTTコムウェアなどと、がん細胞だけに現れるたんぱく質を探すための血液解析システムを開発したと報じられている。これまで3カ月かかっていたデータ解析作業を1日に短縮できる。
from 9.26 「株式」 信越化---MLでは5700円に引き上げ/注目ディーリング銘柄(フィスコ)
だとか、
*トランスG<2342.T> 132 +19
日立とライフサイエンス分野における研究開発支援サービスに関して業務提携。
from 10.4 「株式」 動いた株・出来た株(フィスコ)
というのがIT企業の動きの一例になるんやけど、こういう大規模なものになるとやっぱりトータルソリューションが得意な大企業が強い。ライフサイエンス業界で先行していようとしてまいと関係なく。

そしてライフサイエンス関連産業はもはや研究分野だけじゃなくて、臨床の世界にも広がりを見せ始めてバイオ産業と医療産業は融合した市場として見るに値するものとなってきているように思える。つい先日には下記のようなことも発表されて、もはやバイオ産業の領域にはどんどんSI企業が進出してくる状況が色濃くなっている。

東京大学医科学研究所とNTTデータ、「オーダーメイド投薬支援システム(仮称)」のプロトタイプを完成(10/24)

東京大学医科学研究所(中村祐輔教授)と株式会社NTTデータ(代表取締役社長:浜口友一)は、患者さんの遺伝子型情報を用いて、医師の投薬判断を支援する「オーダーメイド投薬支援システム(仮称)」のプロトタイプ(デモンストレーション)を完成しました。これは、医療現場でのオーダーメイド医療実践の第一歩を踏み出すもので、平成18年度中に実際の薬剤情報および遺伝子型情報を用いたシステムの実証を目標に取り組みを進めていきます。
まさに、EBM(Evidence-Based Medicine)の将来を見据えたシステムの開発と言えるやろうね。こういった個別化医療の流れに、バイオインフォマティクス業界はやっぱり狭い(データ解析ソフト・機器用ソフトを含む)研究分野の中に留まらざるを得ないのか、それとも大きく開けた世界に羽ばたいていけるのか、これからが勝負どころなんではないかと思う。(続く)

By ただ at 11:30 カテゴリー ; mein Erbe , 仕事関係

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