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2005年11月 2日

火垂るの墓  このエントリーを含むはてなブックマーク 

昨日見ましたよ、火垂るの墓(昨日のエントリーを綴りつつ)。GTとSAMURAI7を見てからやったんで、1時間くらい経ってからなんやけど。年甲斐もなくやっぱり最後の方で涙してしまったよ。

アニメ版と主人公がそっくり!! なところが驚きやった。

火垂るの墓建物ツアーも神戸観光のついでにされてはどうですかね。


けど、今回の実写ドラマでは清太と節子ではなく、身を寄せている叔母一家にフォーカスを当てている。リメイクされていると言うだけあって、単純にアニメ版をそっくりに再現しているものではなく「現代(=2005年)」に時代をちゃんと合わせているところがいい。しかもアニメ版と違って、語りが"ナレーション"ではなくて"語り部"としてちゃんと機能してたと思う。

戦争が激化していく中で、次第に自分の子供を養うことさえ危なくなる状況に、親戚の子であっても見捨てなければならない叔母の心情とそれに反発する長女と弟、見ている側も叔母に対して不信感を募らせてしまう。しかし、それが戦争だ、という一言で済ませてしまうしかない。ドラマでは、アニメ版には描かれていない"叔母のその後"が語られる。死なせてしまったという罪悪感だけでなく、生きてしまったという罪悪感の二重苦を背負いながら生きていくことがどれだけ辛いことなのかは想像がつかない…しかしこのドラマでそれが少しは表現できてるんとちゃうかなと思う。

あとCGも使われてたけどCGの使い方も無駄な演出・主張がなくて、素晴らしかったと思う。これはぜひ、中韓の人たちにも見てもらいたいし、もちろん米国の人にも見てもらいたい一品やね。これが日本人の総意だとは言わないけど、この作品が生き続ける限り日本が戦争を好き好んでするような国にはならないだろうし、戦争を起こさせたくない、戦後復興の援助は自衛隊派遣であっても国際協力だ、と言う考えも納得してもらえるのではないかと思う。

叔母久子役の松嶋菜々子が結構注目されてるけど、久子の長女なつ役(+なつの孫・光村恵子役)の井上真央にやっぱり注目してしまう。「キッズウォー」が言わずと知れた代表作やけど、今は「花より男子」での主役もやってる。昼ドラで育ってきた実力派女優(名子役)がついに夜の連ドラにも主役で進出してきて、これから益々注目したいところ。

#"会社の一部門を乗っ取り"計画、始動。

By ただ at 21:52 カテゴリー ; mein Erbe

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