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2007年12月25日
朝から京都駅前で
iPS細胞のお話を聞きに行ってきた。京都まで。
ある先生が「オープンソースのような形で共有できないか」というようなことを発言してたんやけど、僕もほんまにそんなことができたらええんとちゃうかなぁとは思う。GPLは、著作権は主張できるけどその著作に関して使用を制限できない、というライセンス形態でいわゆるオープンソースの最も制限がキツい(逆に利用者側にとっては「フリー」な)部類として有名。
細胞株の樹立とか樹立した細胞ってのは著作物じゃないし、それはどうなんやろう、とは確かにそうなんやけども、知財という観点で見れば。日本が押さえられればそれは国益になるし逆に外国に押さえられればそれは日本にとって大きな出費となって返ってくることを考えると研究スピードに分がない日本にとっては将来的に不安な点。GPLなんかは、その特許に対する考え方としては「ソフトウェア特許は存在してはならない」という真っ向から否定的な考え方が入ってるので、プログラムに含まれている特許に絡むコード部分も利用が制限されてはならない、という考えになっている。
それを、今回のiPS細胞に関する技術に適用できないか、そうすれば素晴らしい技術を世界に制限なく共有することができる、そういうことになる。核兵器全廃、核の傘なんか要らない、というまさに日本的考えでいいと思うんですが。
そのためには、そういうことを取り決める条約とかを作ればいいんでないかとは思うんですが、やはりお金が必要な国(日本とか)にとってはそういうわけには行かないんでしょうね…。
By ただ at 22:09 カテゴリー ; mein Erbe , 仕事関係
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