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2007年5月 2日

オープンな標準ってなんだ   このエントリーを含むはてなブックマーク 

「商品名ではなくオープンな標準に基づく調達を」---経産省が「相互運用性フレームワーク案」公開,意見募集(ref. ITPro)

フレームワーク案は,2007年3月に総務省が公開し,2007年7月に発効する「情報システムに係る政府調達の基本指針」に関連して経産省が整備したもの。基本方針では,5億円以上の大規模システムは原則として分離して調達することがうたわれている。フレームワーク案では,分離調達を行うためにはサブシステムおよびそれを構成する部品間での相互運用性の確保が不可欠であるとし「特定事業者の独自技術を前提としたものではなく、多くの事業者が実装及び採用可能なオープンな標準を活用して実現されていることが望ましい」としている。

なんか、こんなことをやったらマシン特有のクセみたいなのに引継ぎ後の業者が大変苦労させられそうな…。
Windowsとかなら、マシンごとに違う動作をしたりっていう謎なことがあまり起こらないのだけども、Linuxとかオープン系って、『使えるようにするために』いろいろ手の込んだことをしなければならない場合があったりするわけですよ。まだ手をつけてないSD32G2とかもそうやけども。

「大手の独自技術で固めたときの引継ぎと他システムとの連携の大変さを軽減したい」&「オープンソース使ったらコストが下がるだろ?」というのは理解できるけれども、これで大手から他の企業への仕事分配量が増えるとは思えない。システムを分けて発注したりなんかすると、パッチワークみたいになっちゃうんだよ。パッチワークはパッチワークでも、遠くから見るとジグソーパズルみたいにきれいな絵になってることもあれば、モザイク状になってるだけで何がなんだか分からないこともある。コストを下げるためだけにパッチワークをするのなら、発注側にそれ相当の腕の立つマネージャーが必要だと思われ。地方の自治体とかなら、九州方面とか島根県は結構革命的やと思うけど。…やっぱり、こういう世界ってコネと実績でネバネバしたなぁなぁなんですよ。特に国からお金が下りるとかなると。

By ただ at 10:16 カテゴリー ; News , News

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