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2007年5月18日
劇的ワンペーパー たった1枚にまとめる技術
光文社 (2007.3)
B6判 / 229p
ISBN: 4-334-93406-4
広島で見つけた1冊。フラっと本屋に入ってパラパラめくって思いつきで買う、ということはあんまり最近しないんやけども、思いがけず買ってしまった。
「書く能力」=「稼ぐ能力」と断言しているところに共感を覚えたというか、書いてあることは結構ちゃんとしてて、同種の書籍が他にもいろいろある中で、価格帯が低い。同じようなビジネス書やと、おそらくカバー領域偏ってたり、ありきたりのことが書いてあって、値段も倍くらいする。紙質の問題かな…とも思うけど、随分とお得感がある。
で、最初の何ページかを見てかうことを決めて、中身をちゃんと読んでみたんやけど、参考になるところ半分、ならない(ならなかったところ)半分、てところか。あと文章表現にちょっとやりすぎなところがあってそういうところはあんまり好きちゃうけど。
役に立たない、というわけではなくて、参考にならなかったところは僕が既に卒論、修論を書くにあたって研究室で身に付けた部分やったから。それだけじゃなくてGIやってたときにも気が付いてたこともあったし。まぁ同じようなことが本の中に文章として書かれていたことで再認識できた。それだけ、実践に即した内容が書かれてる。
仮説を立てて文章を書くこと、起・承・転・結(結・承・転・提)のパターンにすること、とかいろいろあるけど…遂行に当たって一番重要なことは『情報収集能力』と『情報整理力』。そしてそれを使ってパワポ資料と、レポートの中間に当たる1枚程度にまとまったサマリーを作ること。
一読しても損はないと思う。
同種の書籍の中には、CDROMに文書テンプレートが入ってたりする本も置いてあるけど、そんなものがなくてもこれを読めば書き方は分かる。1枚の紙に、豪勢に料理を盛り付けることが重要ではないのだから。
By ただ at 23:28 カテゴリー ; PinMarch ほんやさん , mein Erbe , 仕事関係
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