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2009年9月 5日

OpenLaszloを試してみるも  このエントリーを含むはてなブックマーク 

OpenLaszlo、これ自体は初めてJSPでページ作成を会社で試してみた3年くらい前に知って、そのときはダウンロードだけやった、みたいな感じやったんやけど、最近また気になりだした。

2006年ごろといえば、Ajaxがようやく脚光を浴び始めたくらいでまだPrototype.jsがあまりメジャーじゃなかった頃のような気がするけど、というか、「Javascriptライブラリ」なんてのもまだちゃんと確立されてなくてブラウザ間の互換性がどうのこうの、いかにそれぞれのブラウザで同じ動きと表示をさせるかなんていうことがプログラマーだけでなくてWebデザイナーの悩みの種になってた、そんな時代やったように思う。そこで、この頃はAdobe(でなくてMacromedia)がすごい勢いでデファクトスタンダードになっていってたFlashを活用したFlexなんてのが、JavaサーバーベースのWebアプリケーションとして一部から脚光を浴び始めたというのがあって。同時期には同じ、アプリケーションサーバー(Linuxでは実質Tomcat)+XML形式のWebインターフェースとしてはMSにXAML(WinFX)があって(WPF/Silverlightの前身)。ちょうど、Webの世界とクライアントPCの世界とをいかに融合していくか、というのが模索され始めて少し経ったくらいだったかと。

そんな中、OpenLaszloは「Flashベースのリッチクライアントを体験」という謳い文句で2005年ごろから@ITで掲載され始めたようで。

2005.
Open Laszloを使って作るリッチクライアント(1) オープンソースのリッチクライアントを使おう (ref. @IT)
Open Laszloを使って作るリッチクライアント(2) Open Laszloで日本語を表示してみよう (ref. @IT)
Open Laszloを使って作るリッチクライアント(3) Open Laszloのイベントコンポーネントを カスタマイズ (ref. @IT)
Open Laszloを使って作るリッチクライアント(4) Open Laszloのクラスを定義してコードを活用する (ref. @IT)
Open Laszloを使って作るリッチクライアント(5) Laszlo Application配置の2つの方法 (ref. @IT)
Open Laszloを使って作るリッチクライアント(6) Laszlo Applicationのデータ形式とバインディング (ref. @IT)

2006.
OpenLaszlo + Red5 でストリーミング環境を構築 (ref. Web系雑記)
OpenLaszloアドバンスド・テクニック(1) EclipseプラグインでOpenLaszlo IDEを構築する (ref. @IT)
OpenLaszloアドバンスド・テクニック(2) Webアプリと連携するためのコーディング基礎 (ref. @IT)
OpenLaszloアドバンスド・テクニック(3) リアルタイム株価チャートの基盤フレームを作る (ref. @IT)
OpenLaszloアドバンスド・テクニック(4) 当日株価を折れ線グラフで表示してみよう (ref. @IT)
OpenLaszloアドバンスド・テクニック(5) 折れ線チャート、棒グラフ、ローソク足の合成表示 (ref. @IT)
OpenLaszloアドバンスド・テクニック(6) リアルタイム株価チャート、ついに完成! (ref. @IT)
続OpenLaszloの普及が難しいわけ (ref. 愛と苦悩の日記)
OpenLaszlo Rails PluginでOpenLaszloとRuby on Railsが夢の協演? (ref. Kazuhiro's Weblog)

2007.
OpenLaszlo を使ったリッチアプリケーション開発 (ref. Cybozu Developer Network)
第1回:Ruby on RailsとOpenLaszloの連携 (ref. Think IT)
第2回:開発環境の構築と顧客管理アプリケーションの作成 (ref. Think IT)
第3回:Google Maps+Ruby on Railsで連携したアプリケーションを作る (ref. Think IT)
第4回:WebブラウザとLZXの連携 - GoogleMapsを使用する (ref. Think IT)

2008.
1つのコードでAjax、Flash、Adobe AIRを作るには? 特集:オープンソースRIA「OpenLaszlo 4.1」の魅力 (ref. @IT)
OpenLaszlo事始め (ref. kの研究室)
OpenLaszlo のコードを眺め、編集してみる (ref. asa nisi masa)
OpenLaszlo in 10 Minutes (日本語版)を動かす (ref. asa nisi masa)

2009.
検証特集:結局、RIAはどれを使うべきなのか?(最終回) FlexとSilverlightで同じアプリを作って比較してみた (ref. @IT)
OpenLaszloのインストールと開発環境構築 (ref CodeZine)
OpenLaszloのプログラミングと標準コントロール (ref. CodeZine)
OpenLaszloとサーバーサイド連携 (ref. CodeZine)
OpenLaszloでGoogleマップを使う (ref. CodeZine)
オープンラズロ実践講座初日 (ref. BMB)

以上、年代別に並べてみたけど、先駆的な話題を追いかける@IT、そして実需に一番近いところにあるであろうCodeZine、とだいたい4年くらいかかってるんやね(しかも扱ってる話題は初期の技術的な解説記事を除けばほぼ同じ)。これからさらに現場に近いところとしては、okyuu.comなんかになるんやろうけど、まだそこには話題が上ってないよう。
けど今年になってRIAの比較記事を@ITが出している中にOpenLaszloは含まれていない。もう(まだ)@IT的にはOpenLaszloは見向きされるようなレベルではないということか。

検索してても、OpenLaszloを触ったけど、気に入ったっていう人はあんまりいないらしい。やっぱり本質的にとっつきにくいところがあるんだろうか、やってみたけど継続して話題にしてる人がほとんどいない(日本語圏では)。でも、そんな中でも今年には業務アプリの構築講座みたいなものも開かれてるようで、布教者は何人かいる模様。

とりあえず、FedoraにNetBeansを入れてみたからやってみるつもりではいるけど…。

By ただ at 23:10 カテゴリー ; プログラミング単語帳 , プログラミングとか

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