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2010年10月 5日

久米島の サンゴ サンゴ サンゴ サンゴ  このエントリーを含むはてなブックマーク 

久米島のサンゴ群集は「ヤセミドリイシ」 最大級の規模(ref. asahi.com)

ノーベル賞受賞者の話題で持ちきりやったけども、敢えてこっちのほうに話題を振ってみたい。

これまでの調査で、群集は幅200メートル、長さ1キロ以上にわたって断続的に広がっていることが判明。サンゴの骨格の形態や遺伝子解析などの手法で種類を調べたところ、ほとんどのサンゴがヤセミドリイシであること分かった。

サンゴって形態で分類するのがメインやろうとは思ってたけど、遺伝子でどれぐらい区別できるんだろうかと思ったのでゲノムが分かってるのってあるの?てところから確認してみた。

Acropora horrida(ヤセミドリイシ)の属するミドリイシ科(Acropora)をNCBI Taxonomyで見る(ちなみに、別のDB(WoRMS))と、ゲノムプロジェクトは2つしかなく、完全長が分かっているのはAcropora tenuis mitochondrion…つまりミトコンドリアゲノムだけってことです。16S rRNAで分かるのかなぁと思ったけど、登録されてる塩基配列を見ると、登録されてなくて、NADH脱水酵素とPaxCだけでしかもNADH脱水酵素のほうはミトコンドリアのやつやから実質PaxCだけやん…。

登録されてない遺伝子があるんだろうか。

By ただ at 20:53 カテゴリー ; 生命科学

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